掛軸の買取事情

遺産相続

現金や預金に関しては、遺産を誰にどれくらい相続するか、生前に明確にしておく人も多いでしょう。また、決められていなくても相続人で話し合って遺産、遺品を誰が相続するか明確にすることになります。
しかし、昔からある掛け軸をはじめとする骨董品等は、価値もよくわからないため、家や蔵の付属品として扱われてしまうことが多々あります。そのような中に、意外にも価値のある掛け軸が眠っていたりするものです。実際、相続の話し合いが終わった後から、実は高価な掛け軸だったと判明して問題になるケースもあります。
相続の際にはその時点での価値をはっきりとさせておく必要があるのです。

現代人の掛け軸離れ

最近では床の間どころか和室もない住宅が増えています。掛け軸の出番は減少する一方です。そのため以前よりも掛け軸の需要は減ってきています。家を建て替えて掛け軸を飾る場所がなくなったために、査定を申し込まれるお客様も多くいらっしゃいます。
需要の減少とともに価格も下がってきていますが、人気のある作品等では価値の高いものも多く、高価買取りが可能な掛け軸もあります。査定の際には、掛け軸の状態や箱の有無、鑑定書の有無等が重要になりますので、掛け軸を査定に出すことをお考えの方は、付属物も大切になさってください。